49回 命令形について(3

 

さて、命令形の3回目の解説に入りましょう。

前回までにご紹介した命令形の例には最も標準的な変化をする動詞(beszél, tanul, ül)と

van(ある・いる), megy(行く), jön(来る)を例に使いました。

ただ、これらはすべて自動詞で以前勉強した不定活用の部分だけです。

47回でも書きましたが、ハンガリー語では命令形にも定活用と不定活用の違いがあります。

今回は定活用についてもご紹介します。

命令形の作り方は不定活用の場合とほとんど同じです。語幹の後に-jが入り、その後に人称に応じた

語尾が入ります。ただし、二人称単数では-jが入りません。

定活用の命令形の語尾は不定活用のそれとちょっとずつ違います。一覧にしたものが下記です。

47と比較してみてください。

なお母音調和のたびに出てきた「円唇母音」の単語の場合は前母音語と同じになるとかんがえてください。

(よかったですね。)

 

定活用命令形の語尾

 

後母音

前母音

Én

-j-am

-j-em

Te

-d

-d

Ő

-j-a

-j-e

Mi

-j-uk

-j-ük

Ti

-j-átok

-j-étek

Ők

-j-ának

-j-ének

 

「あの男を待ていろ」と言う場合は

A férfit várd!

 

となります。

 

もうちょっと彼を待ちましょう」は

 

Még kicsit várjuk őt.

 

 

となります。

 

 

 

 

命令形(不定活用)

 

 

後母音語

前母音語

 

vár

kér

Én

várjak

várjam

kérjek

kérjem

Te

várj

várd

kérj

kérd

Ő

várjon

várja

kérjen

kérje

Mi

várjunk

várjuk

kérjünk

kérjük

Ti

várjatok

várjátok

kérjetek

kérjétek

Ők

várjanak

várják

kérjenek

kérjék

 

 

さて、実はこれで終わりではありません。語幹の末尾が-s, -sz, -z, -t, -sztで終わる動詞は

またちょっと特別な形になります。次回はそのような語幹そのものが変わる動詞を取り上げます。

 

それでは。

 

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