12回 ハンガリー語の接尾辞(1) 場所の接尾辞1「-ban-ben

 

ハンガリー語では文中の単語と単語の関係を接尾辞で表現します。つまり日本語の「てにをは」のように

名詞の後につけるのです。この点でハンガリー語は日本語によく似ているので日本人の皆さんにとっては

勉強しやすいでしょう。

 今回は場所の接尾辞の中でも「〜の中に/で」を表す「-ban-ben」をご紹介します。「-ban-ben」は

月や年を表す場合にも使います。

 それでは作り方を見てみましょう。

私は公園にいる

ヤーノシュはレストランで朝食を食べる。

Én a parkban vagyok.

János az étteremben reggelizik.

 

以上の例のうちparkが「公園」、étteremが「レストラン」と言う意味で、その後の-ban-benが存在の

あるいは動作が行われている場所を表現しています。-ban-benのどちらを選択するかはもちろん母音調和によります。

またszoba(部屋)、 mese(物語)のように-a-eで終わる単語の後に-ban-benをつける場合は末尾の-a-e

長母音化してになります。

 szoba (部屋)    → 

szobában部屋で

  iroda (事務所)   →

irodában事務所で

 

 さて今回の勉強の延長線上にあるのが動作の方向(〜へ)や出発点(〜から)を表す接尾辞です。

 通常-ban-benに対応するそれぞれの接尾辞は-ba-be-ból-bőlです。下記の例を見て下さい。

 

私はレストランへ行く。

Én az étterembe megyek.

アーグネシュは図書館から来る。

Ágnes a könyvtárból jön.

 

 ハンガリー語における接尾辞の学習は英語における前置詞の学習以上に重要です。

 なぜなら英語では直接目的語と間接目的語は語順によっているのですが、ハンガリー語ではそれぞれを接尾辞で表現するからです。

 しかし、これは反面、接尾辞をしっかり勉強しておけば文中の単語同士の関係がわかるようになっていることを意味します。

 今後も少しずつご紹介しますのでどうぞ頑張ってください。

 

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