ハンガリーの高等教育


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ハンガリーの高等教育

 ハンガリーで最初の大学はラヨシュ大王がペーチに設立したものです。当時のローマ教皇ウルバヌス5世は1367年9月1日にその設立の功績を承認しました。

 以来数世紀の間の変遷があったものの、中央ヨーロッパの諸国民にとって外国の大学で高等教育を受けるという基本的な様式は現在も残っています。これが近代的な変動の起源であり、学生の流動性の起源でもあるのです。

  ハンガリーの大学はこの流動を促進するために次第に門戸を開きつつあります。その動きはハンガリー人の学生をヨーロッパや他の大陸の教育機関に送り出すことや、多文化的な結びつきや関係を強化するためにハンガリーに外国の学生を招聘することに現れています。 外国人学生の存在は高等教育機関にとって永続的かつ決定的な要因になりつつあるのです。このことはこれまでのハンガリー語による指導に加えて、基本的に英語のみによる専門教育を請け負う大学の数が増えてきたことからも裏付けられます。中にはドイツ語、フランス語、ロシア語による教育を提供する機関もあります。高等教育が国際的になるのと並行して国際的関係促進と外国人学生を扱う特別なサービスと組織がいくつかの大学の中に現れてきています。

 ハンガリーの高等教育は、志を持ち、入学時の難しい課題と入学後の大学の要求にこたえることのできる全ての人に開かれています。新しい世紀、いや千年紀を迎えるに当たり、国レベルの発展にとって有為な人材の輩出に大学が決定的な役割を果たすのは明らかなことです。また、高等教育の多様化と質的な拡大のみならず、高等教育それ自体の質的な向上は大学の基本的な使命なのです。

(ハンガリー教育文化省パンフレットより)

 

機関

ハンガリーの高等教育システムは大学(Egyetem/University)と短期大学(Foiskola/College)からなっている。後者はドイツのFachhochschuleに似たものである。この二重のシステムは、短期大学ではより実践的な訓練に対する社会の要望に沿ったものであり、大学におけるより長期で理論的な教育課程との対照をなして発展してきた。  大学でも短期大学でも教育の終了後はその専門に応じた学位が認定される。大学での教育の後、博士号の学位取得が可能である。短期大学では教育年限が3年から4年とされており、ポストカレッジでは1年間の専門教育が施される。大学の教育年限は通常5年であり、ポストグラデュエイトでは1年以上の専門教育が施される。博士課程の教育年限は通常3年か4年である。 ハンガリーの高等教育機関の大多数は国立である。しかし教会、民間団体によって経営され国によって認可された大学も相当数ある。このホームページで紹介している大学は全て国の認可を得たものである。 ハンガリーの高等教育はハンガリーを母国語とせず、ハンガリー語を学ぶ意志を持つものにも開かれている。このような人々にはハンガリー語の予備課程を用意した特別な機関があり、またいくつかの大学も独自に、あるいは合同で同様の課程を用意している。

学位

ハンガリーの高等教育機関は次の二種類の学位を認定する。すなわち、ハンガリーの高等教育法は短期大学修了者には「学士 Bachelor」の学位を、大学の修了者には「修士 Master」の学位を認定するのである。又、ハンガリーの博士号はあらゆる面で国際的にPh.D.として認知されている。ポストユニヴァーシティとポストカレッジの学位は比較的新しい学位である。

学期

1年は2学期(セメスター)に分かれている。秋期(15週間)は9月中旬に始まりクリスマス休暇まで続く。試験期間は12月後半から1月末までである。春期は2月の初めから5月の中旬まで続く。夏期の試験は6月末までである。両学期中、大学も短期大学も1週間の休暇を設けている夏期(7月と8月)は(少数の例外を除いて)全くの自由となる。 規則 学位に関する一般的要件はハンガリー政府によって認証される。しかしその他の細かい規則は大学あるいは短期大学が個別に設けている。それゆえに学位はハンガリー国内では経営主体が国家であると民間であるとを問わず、国家によって認証される意味において平等なものとなっている。学位は学問的な資質の証明でもあり、専門的な資質の証明でもあるからである。 大学と短期大学は講義、セミナー、夏期の活動への具体的参加状況を教育課程に照らして吟味する。成績は5から1の5段階方式で評価される。また単位制が年々広範に導入されつつある。

入学

以前は大学入学にあたり入学試験が一般的に行われていたが、年々ハンガリー人も外国人も中等学校の成績のみを材料に入学許可を行う学校が多くなってきている。しかし、一方でいくつかの高等教育機関では現在でも厳しい選抜をされる場合がある。  いずれの場合でもハンガリーの高等教育機関に入学を許されるためにはハンガリーの12年間の公教育と同等の学力と中等学校の卒業証明が要求される。学校システムの相違から大学と短期大学は異なった資格要件を課している場合がある。 編入 ハンガリーの大学と短期大学は多くの場合新入生のみではなく、編入生も受け入れている。編入と単位の認定には一般的な規則はないが、通常編入を希望する学生の出身大学や取得した学位、単位が当該国によって認可されていることが必要である。それ以外の要素については各教育機関が決定する自由をもっている。

外国人学生の法的地位

外国人学生の地位はハンガリー人のそれと全く変わりない。ハンガリーの高等教育法は大学のいかなる管理にも外国人を含むようにさせている。外国人学生の比率の高い大学や短期大学では学生の管理は教育機関の評議会や学生組織によって代表されている。 学生は教育機関に受け入れられると国内交通費の割引(博物館、プール、スポーツイベントへの入場割引)などハンガリー人学生と同等な権利を得ることができる。

修学ビザ

ハンガリーでの修学のため、3ヶ月以上ハンガリーに滞在することを希望する外国人はその国のハンガリー国公館で入国ビザを申請しなくてはならない。入国ビザを申請するためにはハンガリーの大学の入学許可書と入学金振込み証明を提示しなくてはならない。また入学後滞在許可を得る必要もある。(一年以上の長期滞在許可を取るためには健康診断も受けることが法律によって義務付けられている。)

社会保障

外国籍の市民は社会保障費の支払いにより優先的な医療と医薬品の提供を受けることができる。現在のところ社会保障費は月額60米ドルである。多くのハンガリーの高等教育機関はこの料金を授業料に含んでいる。 外国におけるハンガリーの学位の評価 ハンガリーの高等教育機関のいくつかは外国人用の課程を外国の高等教育機関と協力して提供しているハンガリーはヨーロッパの国々との間で多国間の協定を結んでいる。学術的な認知はほぼ完全である。更にハンガリーはヨーロッパ以外の国々とも重要な協定を結んでいる。



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